日独スポーツ少年団同時交流事業で愛媛を訪れているドイツの団員10人と指導者の歓迎式が5日、愛媛県庁であった。団員からは2017年愛媛国体でのフェアプレーへの取り組みについて質問が上がった。
 事業は日本体育協会などが主催。井上正県教育長が「愛媛は海や山など自然に恵まれた地域。少しでも文化に触れて理解を深めてほしい」とあいさつし歓迎すると、ドイツ団の指導者エンゲル・イリスさん(48)は「みかんジュースがおいしかった。交流は相互理解を深める大切な機会だ」と笑顔で応じていた。
 団員は「愛媛国体でフェアプレーを徹底するためにどんなプロジェクトを行うのか」と質問。明比昭治・県スポーツ少年団本部長は「世界的に問題になっているドーピングの防止に取り組む」と説明した。